2019年9月7日土曜日

実技供覧

 11月23日・24日に行われる日本伝統鍼灸学会学術大会での売りは実技供覧のようである。
 振り返ると、前身の日本経絡学会の時、実技供覧をするか、しないかで、実行委員会がもめていたことがありました。ただ見るだけなら、実技供覧は意味はない。その後に、その実技の意義についてシンポジウムするくらいでないと。という意見あり。実技供覧は参加者が見込める。という意見があり。20年くらい前の話です。

 其れ以来は、そういう話し合いは無くなり、人集めに実技供覧をするのが定番になってしまっています。その時はわからなかったけど、今となってはただの実技供覧は、やはり意義は少ないとおもう。20年前の意見のように、一つ一つの実技の意味合いを徹底的に話し合うのでなければ、ただ見ただけで、脳裏をさっとかすめて、消滅してしまうのではないでしょうか? 

 いま輪読している『アナトミートレイン』に、骨盤が前傾というけど、どの面に対して前傾していると言わないと、ただしい情報にならないとありました。水平面に対して前傾なのか、大腿骨に対して前傾なのかと、明記しなければならないとありました。

 腎虚(曖昧概念)も、どういう条件がそろったら腎虚というのか、それを補うということはどういうことなのか。日本語で説明できるようにしたいものであります。いかげん、本気にならないと。

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