2021年6月29日火曜日

いも、にどいも

 子供のころ、おやつの定番は、ふかしいも。

 田舎では、いもといえば、さつまいものことを言ったようで、いもをふかすといえば、さつまいもをふかすことでした。

 じゃがいもは、にどいも(二度いも)と言っていました。里芋は、??だが、里芋についている小さいいもを、いものご(芋の子)と言ってました。

 地方によっては、いもは里いものことで、山いもと分けていたようです。じゃがいもは、後から入ってきたので、いろいろ呼ばれ、山梨では、こうし、こうぼう、とかいうらしい。

 ちなみに、子供のころは、とうみぎ:とうもろこし、たまな(玉菜):キャベツ、なんきん(南京):カボチャ、なんばん(南蛮):七味唐辛子、でした。

棲雲寺

 山梨県甲州市にある棲雲寺は、中国に留学した臨済僧の業海本浄(ごっかいほんじょう)が開いた寺で、宗派でいえば臨済宗幻住派。いまは幻住派は無い。幻住は、中国の中峰明本(ちゅうほうみんぽん)を指し、日本から多くの僧が、海を渡って教えを求めた。帰国して、各自、修行地になぞらえて、人里離れた山奥に寺をかまえた。

 要するに、日本風になってしまった臨済宗に嫌気がさして、本場の中国の臨済宗を学びに、中峰明本の元に行ったのである。帰って山奥に寺を開いたが、あまり本場風だったので、日本に定着しないで、自然に他の宗派に吸収されていったみたいです。

 写真は、2008年の雑誌の1ページ。偶然、棲雲寺をみつけて、驚いています。その頃は、臨済宗も、幻住派も、何も知りませんでした。

 

「そば切り発祥の寺」という碑があるらしく、おそらく業海が帰国の時に持ち帰った文化と思われます。

 住んでいるところから、2時間もあれば行けるようなので、近々、行ってこようかとおもっています。

 ちなみに、臨済宗幻住派のお寺は、あちこち行きました。九州にもあるらしいので、宿題になっています。

 


 

2021年6月20日日曜日

総理大臣

 よくかんがえたら、総理大臣、あるいは首相は、名称・立場上、君主の補佐役(相)である。大統領は、君主だから、おおきな権限を持つが、首相には強い権限がない。

 よく考えたら、新型コロナ問題は、戦さだと思う。そうだとすれば、先手必勝、勝機の判断、迅速な行動などが求められる。その指揮者は、戦さ慣れした将軍にまかせるべきである。

 日本の現状では、新型コロナ問題を、将軍でもない、君主でもない、ただの補佐役に全面的に任せているのである。だから、廻りの様子をみながら、くねくねと、ゆっくり対策していくしかないのである。がんばれ、にっぽん。


大坂なおみちゃん

  テニスの大坂なおみちゃんが、インタビューしたくない、と言ったことが、いろいろ議論を呼んでいる。

 インタビューしたくないのは「私」の問題で、今までの人は「私」の問題として、乗り越えようとしてきたけど、なおみちゃんのすごいところは、それを公開して、「公」の問題として投げかけたところ。なぜなら「無私」でなければ、「公」に投げかけることができない。批判されるのをこわがる「私」がいるから公開できないのであって、やすやすと公開したところに、すごいなあと思う。

 傍観者の私たちは、彼女の「私」の部分をみるか、「無私」の部分をみるか。「私」の部分の議論をやめて、「無私」の部分を評価してあげれば、なおみちゃんは無尽の活躍するにちがいないと『素問』上古天真論を読んでそう思う。

 

大谷しょうへい無尽の活躍

 おどろいたのは、四球で出塁し、次の打者がなんどかファールを打つあいだ、なんども1~2塁間を往復して、その打者が三振でその回の攻撃がおわるやいなや投手としてマウンドにたっている。

 今までなら、次にマウンドに立つんだから、1塁では大人しくしていればいいいうだろうがが、大谷くんの、得点に近づこうと小まめに走っている姿は、ベースボールを楽しくしている。

 評論家は、疲労がたまるからオールスター前日のホームラン競争には出ないほうがいいと言っていたけど、どうやらでるらしい。これも、楽しそう。

 『素問』上古天真論に「志閑而少欲、心安而不懼体労而不倦」(心が静かで欲が少なく、心が安らかでおそれなければ、体をうごかしても疲れない)とあるように、無私無欲の人は疲労が蓄積しないのである。

 昔は、上の子が、弟・妹を子守していたようである。写真では、お姉さんが弟をおぶっている。この弟は、少なくとも12~2キロはありそう。おそらく、お姉さんは、3分の1の重さを背負っているのである。

 個人的なことをいえば、8キロ強の孫をあずかって、60分位だっこ(だっこひもで)することがあるが、最後のほうになると、しんどくなる。体重60キロの大人が、8キロの孫で悲鳴をあげているのに、この写真のお姉さんは、こんなに重そうな弟をおんぶして、この笑顔であるから、上古天真論の言うとおり。不平不満があるから疲れがたまりやすく、無私無欲だとそもそも疲れが出にくい。

 大谷くんの無尽の活躍は、無私無欲から出ている。子守の写真をみて、大納得。

 

2021年6月11日金曜日

のっぺいうどん

 滋賀県の長浜の「のっぺいうどん」は名物とのことで、合計2度たべています。

 最初は、割と感動したおいしさだったのですが、二度目は、まあこんなものか、という印象でした。

 最初は、どんぶりも、乗っているシイタケも大きいと思ってたのですが、二度目には、そんなに大きくなかったな、シイタケも思ってたより小さいな、という感じでした。

 最初の印象というのは、自分で相当盛っているんだと思います。だから、何度も行かないと、何度も食べてみないと、冷静な評価は出てこない、という自分なりの結論でした。

 のっぺいうどんとは、干しシイタケ出しがきいた汁で、とろみがつけてあり、大きい干しシイタケがトッピングされ、さいごのショウガのすりおろしが乗ります。干しシイタケ出し、ショウガをまぜるので、田舎の味、素朴な味が好み、慣れている人はおいしいでしょうけど、都会的な味に慣れている人には、???という感じかと思います。

 サバそうめんというのも名物らしいですが、こちらはちょっと苦手でした。いろいろ食べてみると、面白いです。各地のものを食べてみたいので、長生きせねば。

2021年6月6日日曜日

2030年まで

  アップルが、取引業者に、2030年までに、再生可能エネルギーを使って製品をつくるように、宿題をだしたそうです。あと8年半がリミットです。

 太陽光発電にするにしても、社内で早く決断し、速く着手しないと、到達しないでしょう。ちんたらしているヒマはありません。無理難題をおしつけてきますが、こうしないと何もかわらないのでしょう。

 資源エネルギー庁のHPには、

2050年という近未来は、技術革新が起こることによる大きな変化の可能性が期待される一方で、不確実性も伴います。こうした状況の下では、個別の数値目標を設定したり、単一のシナリオに決め打ちするなどの方法では、刻々と変化する状況に対応できなくなる恐れがあります。

とありました。不確実にしたいために、あとまわしにしたいために、2050年にしているのだと思います。態度を曖昧にしているわけですが、政府がぐずぐすしているあいだに、他国圧力でどんどん早まるかもしれません。

 コロナ対応もふくめて、政策は3流国、4流国なんです。そう思って、住んでいると、ほっとします。どんくさいのも、能力ですから。



2021年6月2日水曜日

即答

  沢庵の『不動智神妙録』に、即答する人は無心で、間が空く人は有心、というようなことが書いてあります。間が空いているあいだに、何か考えているからだと。

 元々、メールはすぐ返すほうだが、この記事を読んでから、いっそうすぐ返すようにしています。1日経つと、遅れた良いわけしなければならないし、いろいろなことを考えてしまって、素直な返事にならなくなってしまう、からなのです。

 即答しておけば返信わすれがなくて安心だし、勘違いや誤りがあっても即答だからあり得ることだし。後でと思って返信を忘れたり、熟考したのに勘違いや誤りがあったのでは、熟考の意味がなくなってしまう。

 というわけで、返事はすぐに、メールはすぐに返信。を心がけています。

 又聞きですが、アメリカの田中さんが、小生のすぐ返信を賞めていたそうです。