2013年7月29日月曜日

品格について

 来週、学校協会の研修会で講演することになり、教育改革について触れ、鍼灸師の品格を高める提案をする予定。

 そしたら、子供のころに、両親から小言された、オショスイ、イヤスイ、メグサイ、という方言が浮かび出てきました。両親亡き後は、もう小言されることはないだろうし、現在ではもはや死語になっているのかもしれない。

 オショスイとは、恥ずかしいということで、小言でいわれれば、恥ずかしい行動をするな、という意味。オショスイから、やめてケロ。

 イヤスイは、卑しい、下品なこと。大体は、ご飯の時にいわれました。口が卑しいという意味ですね。ご飯食べたあとに、お菓子をさがしたりすると、イヤスイことするな、と言われました。だらだら食いなんかもイヤスイです。

 メグサイは、見た目が悪いことで、服装がだらしないとき、行動がだらしないとき、メグサイ、と言われました。

 
 冷静に考えると、孔子のいう徳が底流にあるような気がします。あんな田舎の、貧乏な家にも、孔子の教えが及んでいたと思うと、日本という国家の本質が、ここいらにある(あった?)のではないでしょうか。

 こういう小言は、中学生までかな。貧乏でも、品格を保とうとしていた両親を思うと、親不孝していたなあ、とつくづく思います。