2018年7月23日月曜日

想定外

 だいぶ暑いですねえ。今までの夏とは、確実に違う。雨の降り方も、今までとは確実に異なる。とは、みなさんの実感だろうと思います。

 それなのに、待ち受けるこちらは、今までの気持ちのまま。変化しているのに、危険が押し迫っているのに、いままでの安穏の気持ちのまま。災害対策の第1は、意識改革だろうと思います。病気で言えば、病気になるのを静かに待っているのと同じで、予防は積極的にすべきなのです。日本人全体、安穏としすぎているのかも知れません。

 未病は、東洋医学から発信しなければならないのに、東洋医学者が手をこまねいているのは、これまたのんびりとしているというか・・・

 で、災害がおきると、想定外として、「天」のせいにし、難病だ、奇病だと、また「天」のせいにするのですが、「天」につば吐く所業ではないでしょうか。

 夏の甲子園。今までならいいでしょうが、今後は、時期をずらすべきですし、東京オリンピックも、非常におそろしい。いずれにしても、天候が変化しているのだから、今まで通りに安穏とはしておれないぞ。とひしひしと感じています。

 きょうは、埼玉県熊谷市で、41.1度の、最高温度でした。テレビでは、危険を連呼していました。ソフトテニスの大会では、7人の選手が熱中症で搬送されたとのニュース。

 

2018年7月17日火曜日

ランクルピックアップ

今朝(7月17日)、目の前の通りを写真のような車、通過。
14年(H26)8月、新型時のフロント。仕様はグレードにより異なります
しらべてみると、ランクル70ピックアップという車種で、5MTで、4000cc。燃費は6.6/Lと、良さそう。

外見からエンジンまで、無骨一点張り。ちょっと乗ってみたいが、死ぬまで、使えそう。

2018年7月9日月曜日

ベンツ 190E

 今から30年ほど前に生産されていたベンツ190E。状態が良いく、白くきれいなのが走っていました。よほど好きなんですね。

 30年ほど前は。
  下取りがいいからと3年で乗り換え。
  下取りがいいからとトヨタ車一辺倒。
  下取りがいいからと白いくるま。
 と、当時は、好きで乗っている感は全くなし。浮雲の如し。

 知人の○○さんは、ロードスターで買い物に行くそうです。ときにオープンにすると、気持ちいいんだそうです。病気したので、前の車(レガシーB4)を手放したけど、治ったので、ロードスターを買ったといいます。くるま好き、たましい発信男です。
 

2018年7月6日金曜日

禹は吾れ間然する無し(『論語』泰伯)

 禹とは、治水事業に尽力した古代の聖人。「禹は吾れ間然する無し」とは、禹に対して「非難するスキがない」と孔子。なぜならば、「力を溝洫に尽くせり」。つまり河川を整備して洪水対策に全力を注いで、大勢の国民の生命を守ったのです。

 テレビでは、特別大雨警報が、流れている。毎年、この時期に、大雨被害が続いているのに、毎年、手をこまねいている。いつも、後始末で、終わらせている。大地震が来る、津波が来ると言っているのに、何の対策もしていない。

 何という国なんだろう。智性のある国と思えない。国民に智性が無いとしても、一国を束ねる人は、禹のように、自然災害対策を講じて欲しい。急いで。

 と願っても、一国を束ねるひとが、しっかり「私」を持っているようでは、天下の仕事はできない。こういう歯がゆい状況が続くのかと思うと、いっそう歯がゆい。

さすらいラビー

 新聞の記事なのですが、さすらいラビーというお笑いがいるそうです。一人は、青学大卒、一人は、一橋大卒。いわゆる高学歴芸人。その入門時のエピソードが印象的。

 その1人が、女手ひとつで育ててくれた母に伝えたとき・・「記憶にあるのは、翌朝にみつけた、母が投げたであろう、炊飯器の残骸と障子の破れた跡。」

 もう1人の場合は、「芸人になるなら家を出ろ! という父の怒号。母の涙。」

 今から50年位前は、五体満足な青年が、あんま、鍼灸をやるといえば、反対されました。世間は、真っ当な仕事とは思っていなかったのです。時代が代わって、いまは、いい仕事と思われているらしい。

 そんなことだったので、この記事は、印象的でした。せっかく、育て上げた、出来の良い息子が、お笑い芸人をめざすだと。「ちくしょう~」。母親は一晩中泣いたかも。


2018年7月5日木曜日

鈴木大拙『無心ということ』

 角川ソフィア文庫の、同著を買いました。全6講、全79の短文で構成されています。自序によれば、東京の同信会という東本願寺の信徒諸君、知識階級の方々の要請による講演を文字化したものである。

 昭和19年の講演だから、きっと、配布資料なしで、ただ聞くだけの講演だとおもいますが、読んでも中身が濃いのに、これを聞いて理解しているとしたら、東本願寺の信徒という方々は、相当に知的です。

 この文庫は、平成19年に発行されてから、平成29年で20刷を数えている。半年に1回、増刷を加えている。鈴木大拙が良いのか、無心というテーマが良いのか。しかし、無心を説明するのに、大拙で、6講を要するのですから、かなり偉大なるテーマだということがわかります。

 短文で構成されているから、空いた時間にこまめに読めば良いのですが、空いた時間くらいでは1文すら読み終えず、なかなかの難行なのです。