近年、イノシシやシカが増えて、農業に大きな被害が出ているとのこと。原因の1つに、高齢による猟師の引退があるそうです。同時に、後継者難と。では、若者に免許を取らせて、猟師を育成すれば良いではないかと思うのだが、1つの関門があるそうだ。
それは「山を平らに歩く」ことだそうです。どんなに起伏があっても、平地のように軽々と歩けなければ、猟師にはなれないのだそうです。山を平らに歩くには、やはり若い時からの不断の訓練が必要で、定年退職して時間ができたから猟師をやろう、とは行かないのです。
中国医学古典では、すでにある『内経』以来の文献のほかに、出土文物というモノが追加されているから、研究の守備範囲はだいぶ広くなっている。それに追いつくには体力がいるが、その体力を鍛えていないので、遠ざかっていくのを見送るしかない。
中国医学古典を勉強するには、「古典を平らに歩く」という体力が求められる。その代表が、医古文学であるし、内経学である。この意味でも、「内経学」の確立は、急務だなあ。
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