2018年5月24日木曜日

高千穂在来

 この5字をみて、すぐ分かる人は、相当のそば通。その土地で昔から作られていたそばを在来といいます。高千穂在来は、宮崎県高千穂郷で作られた蕎麦です。収穫量が少ないかわりに、味と香りが濃いのが特長です。食べる機会が稀なのが、唯一の欠点です。

 今のそばは収穫量が多くなるように改良されたもので、味と香りは在来種からだいぶ落ちます。こちらのそばは、どれだけ背伸びしても、在来種にはかなわないでしょう。その分、おつゆとか、出しとか、総合で勝負するしかないと思います。

 在来をたべると、次元が違うなあ、とつくづく感じます。

 鍼灸師でも、次元が違う人はいるんだろうな、とつくづく感じます。たとえば、『意仲玄奥』が「無にして刺し、無にして出すと云こと、凡そ此の道理に通達せざるものは鍼工と云に足らず。又た病を治することかたかるべし」というのがそれです。無じゃない人を、まるっきり相手にしてません。

 スペインのサッカー選手が、神戸のチームに入るという。風貌は、素朴そのもの。虚飾らしきものみられず。となりに居た楽天の社長は真反対。うさんくさそう。(どちらもお金持ちだとしても)次元が違いそう。
 






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