2017年10月2日月曜日

沢庵師健脚なり

 沢庵和尚は、紫衣事件によって、山形に流され、上山市に蟄居する。罪を許され、京都に帰り、ふるさとの但馬に帰るが、また江戸に呼び出される。この間、6年。ぼくの年齢に近いので、ちょっと調べてみました。

 57歳:奈良から江戸に呼び出される。判決が出て、7月に山形に向かう。
 58歳~59歳:上山にて蟄居。
 60歳~61歳:家光に江戸に呼び出される。江戸に逗留。
 62歳:許されて京都に帰る。その後、兵庫の但馬に帰る。
 63歳:江戸に呼び出される。

 奈良江戸(481キロ)江戸上山(357キロ)上山江戸(357キロ)江戸京都(492キロ)京都但馬(144キロ)但馬江戸(613キロ)。
 63歳にして、613キロ。1日30キロとして20日間。たいへんよく歩いてます。

 生来の病弱で、曲直瀬流医学を独学。71歳で没する。医者ではないものの、医学に真剣な態度は、わたし達の亀鑑でもある。すべての面において、かがみである。
 
 

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