2019年7月3日水曜日

日本東洋医学会

 今年の日本東洋医学会は、北里東医研が実行委員をしたために、客員研究員である僕にも、出土文献シンポジウムのシンポジスト、医師のためのお灸講座の担当の2つの仕事が舞い降りてきました。どちらも荷が重くて、鬱々としてましたが、おわって解放されています。

 それでも、やれば、それなりの収穫はあるので、イヤがらなければ良いのですが、人前に出るのは、いつまでたってもイヤなものです。肝魂か、心神が、薄いのだとおもいます(肝魂、心神は、医道の日本の連載を読んで下さい)。

 2つの仕事でつながったのは、温灸というのは、むかしの熨法に属し、それは扁鵲も使っていたし、『霊枢』にも多くの箇所で記載があったこと。むかしは多種多彩な鍼灸治療法があったのに、現在は鍼灸といえば毫鍼と透熱灸を指し、透熱灸はだんだん行われなくなってきていますから、鍼灸といっても、毫鍼の鍼だけなのです。

 名人は毫鍼だけで万病を治せるのでしょうが、非名人はあらゆる手を尽くして対処すべきではないでしょうか。中国の文化はミックスあんどコンビネーションといわれますが(福永光司)、鍼灸も多彩であっても良いと思います。

 ちなみに、すしといえば、江戸前の握りずしを想起しますが、地方にはたくさんのお寿司があります。食べたことがあるのは、大村ずし、大阪の温かいお寿司、フナ寿司。子供のころ、すしといえばおいなりさんでした。かんぴょう巻もいいですね。

 

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