2019年7月4日木曜日

東豊書店閉店

 6月末日をもって、代々木の東豊書店が、閉店したとのこと。カンさんという人が店主で、30年前の昔から、つい最近まで、風貌がまったく変わっていませんでした。入り口入って右側が医学関係で、左側が文学関係。探せないとき、店主に相談すると、すぐ探して持ってきてくれました。

 西五反田に住んでいて、原宿の原塾に通っていたころは、東豊書店によく行っていました。原塾では、医古文の基礎講座に参加していて、工具書の解説があり、『説文』が必要だとか、『釈名』だとか、『広雅』だとか、いろいろ買い求めました。新しい学問だったので、興味津々。

 写真は、『説文段注』といわれるもの。鉛筆で値段が書いてあるのは、東豊書店のもの。¥5000と書いてあります。今から30年ほど前に買ったもので、何が書いてあるのかちっとも読めなかったので、よく勉強しました。本には書き込みがあり、奮闘ぶりがほうふつとします。

 

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