食養生といえば、たいてい、何を食べる、何を飲む、という議論になるが、もっと重要なことがらが、たくさんある。摂取する分量。摂取する時間。好き嫌い。合う合わない。いろいろ掘り下げたいことがある。
体験的なことをいえば、食べ物の質より、量の加減が難しい。さらに、何が良いとか悪いとかより、合う合わないのほうを優先したい。
合う合わないといっても難しい。食中毒を何度も起こした経験からすると、「へん?」とは思うけど、食べたものがもったいない、「へん?」と感じても廻りのさわがしさにかき消された、体調が悪いと「へん?」さえも分からない。こんな状況で食中毒になりました。おそらく、食中毒ほどでなくても、食べ物との相性は存在するのだと思う。そうすると、感度がいかに重要であるか。
①感度をたかめる(体調を良くする)
②感度を活かす(頭で考えて食べない)
③活かした感度を消さない(騒がしく食べない)
今の時期は、野菜やくだものが採れる時期なので、それらを食べているのが、まあ間違いがないようである。それらでも、あんまり手が込んでいるのは、合わない。さっと調理したぐらいが、体に合っているようです。
でも、それらが合わないひともいるだろうし、手の込んだのが好きなひともいるに違いないから、結局、個人の相性ということになり、食養生法の善悪を断ずることはできない。
てなことを考えていたら、ぼくの食養生のバイブル『味覚極楽』が読みたくなりました。
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