沢庵、森共之が、『老子』を読むときのテキストにしたのが『老子鬳斎口義』(けんさいくぎ)で、それが届きました。よめる訳ではないのですが、テキストを共有したというだけで、にやけているところです。
宋・林希逸の著した『老子口義』、書斎名を採って『鬳斎口義』といいます。『老子』を儒教と関連づけるところに特長があり、江戸時代に最も流行した『老子』注本とのこと。沢庵も森共之も、「孔子と老子は違いがないのだ」というのは、林希逸の影響もあるようだ。そもそも、区別が無いというのが、老子の唱えるところであるから、儒教寄りと言っても、なにも問題はない。反って老子一色のほうが、老子的ではないかも知れない
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