2019年8月7日水曜日

東洋医学と日本鍼灸

 この日月は、日本内経医学会の合宿がありました。1年に一日、老若男女集う日です。7人の研究発表がありました。これまた老若男女が奮闘しました。

 老若男女が、垣根をこえて交流する機会は、そう無いですね。というより、そういう機会はあるのだけど、自分が作っている垣根を越えられないので、機会を失っているのです。この垣根を超えることが、東洋医学のだいご味なのです。多種多様な診察をミックスして、多種多彩な治療をコンビネーションするのが、そもそもの東洋医学ではないかと、つくづく思います。

 そういう東洋医学を実践できる人は、垣根がない人か、垣根が低い人か、ジャンプ力がある人か。この観点からすると、日本の鍼は東洋医学的ではなくて、あっさり、簡素、単一を好むところの日本鍼灸だと思います。日本の鍼灸界は、東洋医学性がだいぶ薄れているような気がします。やはり辺境の一流派なのかも知れません。

 
 

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