2018年10月19日金曜日

ひさびさに医学史

 長野仁さんから指名され、テーマ内容も指定された研究発表

 京都大学人文科学研究所科学史班/国文学研究資料館医学書班 共催
  第4回「日本鍼灸医術の形成」研究会

 日時:11月23日(金・祝)13時~17時(担当は 14:45 ~16:15)
 場所:茨木神社参集殿(大阪府茨木市元町4-3)
 演題:「『難経俗解』一栢注と『扁倉伝』幻雲注について」 
 参加:自由、無料

 どちらも、北里医史研から翻字本で出したので、それを下地に研究発表せよとのご指示だが、今から20年ほど前の仕事なので、昔のことを思い出し出し、資料を探し探しして、ひとまとまりの発表にしなければならないのですが、まあ難しいです。

 一栢といっても、鍼灸の人は知らないでしょうし、『難経』読んでいる人もしらないでしょう。ましてや扁倉伝を読むような人もいないだろうから、鍼灸界渇望のテーマでは無いのですが、中国古典畑の人が、『難経』は分からないし、扁倉伝にも踏み込めないのです。

 だから、東洋医学の人、できれば鍼灸の人が研究しなければならないテーマなのです。廻りから期待されているのに、「わしらは臨床だけやっていればいいんだ」と殻に閉じこもっていては、鍼灸の人の心の狭さが問われるだろうから、ここは奮発しなければならないと、奮起している次第。
  
      

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