金沢で、高級店でなくても、普通の居酒屋でも、お椀もお箸も漆塗りでした。いずれも、きずつき易い部分を補強した「布着せ」がほどこされていました。お皿にしても、大量生産品じゃないようです。九谷が交じっていたり、ふるいお皿が活躍したりしてました。金沢市か、石川県全体で、そうした産業を大切にしているのがよく分かります。同時に、美に対する意識の高さにおどろきました。東京文化に流されていない、京都文化とも違うような、独立国のようなプライドを感じました。
テレビを見てたら、醤油を仕込む木桶を作る最後の業者が2020年に廃業するということで、味噌業者は自前で木桶を作らねばならなくなっているとのこと。木桶で醤油を仕込む業者も少なくなっているそうです。こだわって木桶を使っている小豆島の醤油屋の山六さんの奮闘振りが頼もしい。
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