昨日は、年に一度の、夜咄(よばなし)の茶事。阿佐ヶ谷の星岡において。
夕方5時に始まり9時終了。懐石料理、濃茶、薄茶。
照明は、蝋燭と行灯。暖房らしきは、炉のみ。4時間、ほぼ江戸時代。畳に正坐、寒さ、暗さ、静けさ。
小学生の同級生の菅井くんの家は、小石浜という集落から一山越えた先にあって、小学6年の時にようやく電気が通じました。つまり、50年前まで江戸時代と何ら変わのない生活をしていたのです。よく遊びに行きました。行き帰りは山道を辿って行くのですが、時に帰りが1人になると、クマが出るのではないかと怖くて、走ってかえりました。
2軒のみの集落で、田圃と小川がありました。井戸ははねつるべというもの。かすみあみで、小鳥を捕まえていました。キノコ取りにも行きました。ちかくに射撃練習場があって、皿を飛ばしてそれを射つらしく、バーンという音がよく鳴っていました。農村というより、原農村で、貴重な体験でした。
昨日の夜咄で、菅井くんの家がよみがえってきました。
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