写真は、戦国時代の石垣で、なにやら雑然と積まれているが、400年以上経っても、ゆがみもなければ、崩れてもいない。無造作に積んだように見えて、相当な技倆が備わっているようだ。
穴太積みとも違う、なんとも逞しい石垣である。
和田東郭の医則の「方を用ゆること簡なるものは、其の術、日に精し」を髣髴とさせる。江戸時代になって、医論が盛んになって、修飾うるわしくなるが、その分、弱々しい。
鍼灸医学も、たしかに精細な理論もうるわしくあるが、シンプルで荒々しいのも捨てがたい魅力がある。陰陽五行、相生相剋の法則も良いが、法則が無いという法則も良いと思うのだが。
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