2014年12月24日水曜日

第52回丹塾

 1月4日(日)の第52回丹塾は、小生が担当して「江戸期の鍼灸」の話をします。篠原孝市先生や、長野仁さんや、大浦慈観さんが、すでに詳細な研究をしていますので、これらを整理してお話する予定です。みなさんも、ご参加ください。(詳しくは丹塾ブログをみてください。)

 鍼灸の世界では、知っているつもりがたくさんあります。江戸期の鍼灸が日本鍼灸のルーツみたいなことをいいますが、研究はまだ不十分で、わかっていないことのほうが多いかも知れません。そのわかっていないことを、わかってもらうことがまず出発点だと思います。

 仏教のお葬式も、よく調べてみると、お釈迦様とは無関係の儀式になっているようです。戒名とか位牌とかお墓とか、仏教の本質とは無関係なのですが、私たちが一番気にしているところなのです。一番気にしているところが、まったく本質とは無関係なのが、歯がゆいではありませんか。

 鍼灸も、私たちは、どうでもいいようなことを、つっついているような気がします。重箱のすみをちくちくと。枝葉末節ではなく、もっと本質的な、核心をついた論争が必要なのですが、知っているつもりなので、まったく先にすすみません。根に着いた研究が進んでいません。そういうところに気づいてもらいたいと思います。

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