2024年3月3日日曜日

養心の証明

  昨年秋に出した『養心のすすめ』では、心を空っぽにすれば、健康を維持し、長寿を達成することができる、と説きました。今年からは、その証明の生活に入ります。そうでなければ、おおほらふき、と言われるでしょう。

 若い時から心を空っぽにすれば、100歳まで到達することができますが、今頃になっては、すでに遅し。それでもこれから努力すれば、80歳、90歳ぐらいは到達することができるはずです。

 というわけで、仕事量を減らす、我慢をしない、気を使わない、ということをコツコツ続けていこうかと思っています。丹塾古典部を閉じたのは、その一環です。昨年は、ほぼ毎週、講座か、講演をしていました(オンライン・対面)。その結果、掌蹠膿疱症になったのですから、そんな無茶はやめて、「養心」につとめることにしました。

 『老子』63章に「軽々しく諾するは、必ず信寡なし」(軽々しく安請け合いする者は、必ず信実に乏しいものである)とある。かつては「ためらいなく」請け合うのが『老子』的だと思っていたけど、いまは63章のいう通りだと思っている。養心のために、講演は安請け合いしない方針である。

 

 

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