2023年11月27日月曜日

けやき通りの紅葉


  目の前の通りは、けやき通りといい、道路の両側はけやきが並んでいる。移ってきたときは若木でしたから、40ねん~50年という樹齢かと思います。枯れ葉の散る量が多いので、毎年、市が落ち葉になる前に枝払ってくれていましたが、今年は、来ません。市の財政が苦しいのでしょうかか。紅葉を楽しむという意味では、来なくてもいいのですが。

 正しくは、紅葉ではなく、黄葉ですが。

「黄葉、止啼銭」という仏語があります。黄色の葉を、黄金の硬貨だといって、こどもをだますこと。わかったふりして説明しても、こどもをだましているに過ぎない、という意味。

 鍼灸の学問は、この手のものが多くて、教科書をはじめ、先生方の説明も、どうも「黄葉、止啼銭」のごとし。肝は血を蔵す。他の器官も切れば血が出るから、肝だけではないでしょう。ただしくは、肝は、血をコントロールする魂というかみ様をかくまっている、という意味です。そうでないと、心は脈を蔵すとは、心に脈管が充満していることになる。

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