2020年9月25日金曜日

ツケ 通帳

 ツケとは、その場で支払わないで店の帳簿につけさせておき、あとでまとめて支払うこと。また、その支払い方法。「ツケで飲む」「ツケがきく」

 小学生のころ、住んでいる集落には、米屋、雑貨店、食料品店、肉屋がありました。他の店は、現金払いでしたが、食料品店だけがツケがきいていました。

(よく考えたら、米屋、雑貨店、食料品店、肉屋で残っているのは米屋で、米は売らずに燃料店をやってます。)

 しかし、店の帳簿ではなく、持参した通帳に記録してもらいました。買い物を頼まれれば、財布がわりに通帳を持たされたのでした。おそらく、月末に精算していたのだと思います。もっと古くには年末の精算だったかもしれません。

 こういう風習がいつまで続いたのかはっきりしませんが、中学生ころには無くなっていたかもしれません。

 米を買うにも、米穀手帳がありましたが、いつのまににか消滅してしまいました。手帳つながりでいえば、年金手帳も、無くなるのではないでしょうか。そういえば、銀行の通帳も有料化がはじまりましたし。

 ツケは、ほどなくすると死語になりかも。病気になると「長年のツケが廻ってきたんですよ」といって分かってもらえるのも、ほどなくか。

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