2019年6月21日金曜日

池田知久『老子』第三弾

 池田知久先生の『老子』ーその思想を読み尽くす(講談社文庫)を買って、第四章の養生思想を読んだら、単独の『老子』を読みたくなり、それを2回ほど読んだら、もっと知りたくて、池田の馬王堆『老子』(東方書店)を買いました。これを読み終わったら、ひと段落です。研究書なので、注釈を大切に読んでみたいのです。

 一連の池田知久本をみると、これだけの仕事をして、「真のすがた」がようやく見えてくるのだなあ、とつくづく思います。そこからすると、わかった振りしている自分が、とても恥ずかしいのです。
 
 鍼灸に関係あっても、無くても、謎めいている『老子』はおもしろいものです。謎解きをしているようです。役に立っても、立たなくても、良いのです。

 かつて、臨床指南は『論語』で十分と言ったのが香川修庵(1683--1755)。この視点からすると、『老子』医学という枠組みがあったら、おもしろい。


 

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