今から50年前。中学に上がるとき、制服とワイシャツをそろえてもらったのだけど、3年間着れるようにと、1サイズ・2サイズ大きなものをあてがわれました。
ワイシャツは、袖上げといって、上腕部を2センチ幅で折りたたんで縫込み、足りなくなったら縫い目をほどくと元の長さになります。ネットで検索すると、今でも、生活の工夫として行われているみたいで、ほほえましい限り。
制服のズボンは、ダブルにしておいて、足りなかったらシングルにするのが標準。折り目は目立つのですが、みんなそうしていました。今は、さすがにないだろうと思っていたら、鶯谷駅の真向かいの不忍中学の生徒で、折しわが残ったシングルさんが何人かいました。不忍中学さんに、どんな理由があって、残っていたのだろうか。
つわものがいて、ダブルのすその中に、袖上げのように縫い込んでいたのがいました。裾に2本の折しわがあるのが、ほほえましい。全部のばすと、ダブルからシングルで3センチ、袖上げ風が2センチ、合計5センチくらいになります。中学生は、背がぐんと伸びるので、生活の知恵なのですねえ。それが、今でも活きていると思って、ほんわかしています。
なお、制服の上着には対策がなくて、だぼだぼで始まり、つんつるてんでおわりました。
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