寺沢先生の本で、腹診を学びなおして、2年余。本日はお血。岡田耕造『定本 お血という病気』によれば、中国南方地域と日本は、お血由来の病気が多いという。
中国南方といえば、九鍼が生まれ出た地域。九鍼を使った流派は『霊枢』では多数派なのに、現在の教育が毫鍼だけしか教えないから、本当の鍼の能力を引き出しているとは思えない。
病気の本源は五蔵にあるという蔵象派は、『素問』で多数派。陰陽五行説を使っていて、学校教育でもおなじみ。おなじみなのに、お血由来の病気が多いという現実とは、あまりマッチしていない。
日本では、自然災害が多い。他の国とは圧倒的に違う。なのに他の国と同じような政策をしていたのでは、自然災害にきちんと対応できないでしょう。自然災害優先の政策をしてほしい。古いブロック塀を放置していた政策がうらめしい。
という意味で、お血を放置しておくことは、日本鍼灸の損失だとつくづく思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿