2017年11月2日木曜日

『諸病源候論』データ販売開始

『千金方』、『千金翼方』につづいて、『諸病源候論』のデータ販売の準備ができました。1枚800円です。ぜひともお買い求めください。申し込みは、鶯谷書院HPから。

『諸病源候論』は、隋の巣元方が編纂したもので、病気の成り立ち、分類、そして養生法(治療方法は記載されていない)が書かれています。たいへん勉強になる古典です。今までは、古典と言えば、『素問』『霊枢』『難経』ですませていましたが、現在は、隋唐の古典まで目を通さないと、なかなか深く理解できません。理想的には、影印本を、一ページずつめくってよめばいいのですが、まずはPC画面上で一通り目を通すという勉強の方法が、今風だと思います。

『素問』『霊枢』のデータができて、研究方法が大いに変わりました。同じ文字が、どのように使われているか、一瞬にして検索できるのですから、比較検討しやすくなりました。こうした検索は、江戸時代でも、昭和時代でもできなかった研究方法ですから、頭脳は劣っていても道具がカバーしてくれるので、一定の研究ができると思います。

 このブログを読んでいる人には、「古典は関係ないや」という人もいるかも知れません。関係ないものが、いつか役立つことがあります。そう思って、1枚買いませんか?


 
 

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