2016年12月12日月曜日

がんづぎ

 子どものころのお菓子といえば、がんづぎ(訛りをへらして「がんづき」とも)。二種類あって、むしパンの様なのと、ういろうの様なのと。記憶の中には、みそ味があったような。

 今でも売っているらしいので、伝統菓子として定着しているようです。

 上京して初めての洋菓子は、ヒロタのシュークリーム。地元には不二家があったけど、やはり東京の味のように思いました。昨日、地下鉄の駅で売っていたので、40年ぶりに食べました。

 仙台銘菓といえば、萩の月ですが、松島の銘菓といえば、松島こうれんです。1327年から作っているらしい。米粉を材料にした、ほのかに甘い煎餅です。

 京都には、遣唐使が将来したという、清浄歓喜団があります。日本最古のお菓子のようで、一個540円します。高いと言いますが、遣唐使が持ち込んだお菓子を、現在のわたし達が食べることができるのですから、安いのではないでしょうか。新宿高島屋で、たまに見つけます。

 古いから有難いというわけではなく、今もなお支持されている点が、鍼灸とよく似ていると思います。

 なので、がんづぎ、こうれん、歓喜団をたべると、伝統を受け継ぐことなどを、考えちまいます。

 

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