2015年12月11日金曜日

愛読書は『老子』

 10月21日(水)のNHKのあさイチという番組(8:15~9:54)は哲学を特集し、その場にいた6人のうち2名が、『老子』が愛読書だという。単純にいって三分の一。学校の授業の初めに、聞いてみようかな。『老子』を読んだことがあるか、と。

 一人は有働アナウンサー、もう一人はゲストの柳沢アナ。原点に戻れる古典があるというのは、一つの幸せでもあります。古典でなくても良いのですが、原点に戻ることができるのは、貴重なことです。『論語』もしかり。

 『内経』も貴重な原点です。帰る、家がある、故郷があるような、ほっとする書物でもあります。入門の時は、読まなきゃ、中身を知らなきゃ、というような強迫感があり、不幸感がありましたが、今は読むのが幸せでもあります。その中から、何を見つけられるのか、何がとびだしてくるのか、とてもわくわくしています。

 18日の基礎講座に、オリエント組のK君が飛び入り参加してくれました。彼が所持する『霊枢』は、だいぶ読み込んだらしい風格がありました。羨ましい限りです。『論語』の「一隅を挙げて、三隅をもって反す」がごとき、気配を感じました。

 第2日曜日は日曜講座ですが、古参のTさんは、実際に三隅で返す悦びを得たらしく、『内経』を読むのが楽しそうです。

 いずれにしても、帰る古典があることは、なにより幸いであります。

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