2015年4月2日木曜日

尺中強し

 北京研修の最終日に、少林武術学校の見学に行きました。そこでは、学生の模範演技をみせていただきました。演技をしてくれた学生は、選抜された優秀な学生ということでした。

 模範演技がおわった後に、その学生たちと会話する機会を得ました。学生達はほぼ20代でした。職業柄、体に触れたくなったので、許可をもらいました。5~6人に対して、手足の触診と脈診をしました。

 筋肉が柔らかで張りがあるのは予想通りでした。

 脈診で驚きました。全員、寸口が弱く、関上が中ぐらいで、尺中が強いという状態で、まさに上虚下実でした。たんなるスポーツ選手とは違って、丹田を鍛えながら、拳法を修得したのだと思います。

 尺中が、あのように強いのは、始めての経験です。さらに、あのように強いのが、理想の状態なのだと納得しました。あのように強いとは、太くて弾力がある強さです。これ以上は形容できないので、忘れないうちに東急ハンズにいって、同じような触感のモノを探してきます。薬指の記憶が消去しないうちに。

 今回の北京研修の最大の収穫は「尺中強し」でした。

 

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