2024年1月20日土曜日

養生(生き方をケアする)

  拙著の『養心のすすめ』において、養生を分類しました。その養生は、生命をケアする(養)という意味ですが、生き方をケアするとみなせば、拙著のものだけでは足りません。

 拙著の養生の分類は、「現世に限る」ものであり、来世を考えたら、もっと他の生き方があります。たとえば、天国に行きたいならクリスチャンであらねばならず、地獄に落ちたくないなら悪業をしてはならないし、もし生まれ変わりを信じているなら、来世の自分をイメージして、現世の自分を生きなければならない。秦の始皇帝は、来世も皇帝になるつもりだったから、地下軍団を作ったのです。

 死者の霊は、きちんとお祭りすることによって善鬼になり、子孫に益をもたらし、お祭りをさぼれば悪鬼になり、子孫に災いをもたらすのです。子孫にちゃんとお祭りしてほしければ、現世でしっかり先祖をお祭りし両親に孝を尽くねばならないのです。

 こうしてみると、現世限りなのか、来世を考えるのかによって、生き方はだいぶ異なってきて、生き方をケアすることも必要になってくるのです。第二版では、追加したいところです。

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