2023年10月11日水曜日

古典の道

  ただ就いた先生が古典の先生というだけで、古典の道を歩むことになりました。古典を読んで何がプラスになるのかはわからず、古典を読むことが面白くて、今にいたります。

 その前半は、古典を読むための学問が面白かったです。読み下しの世界から、訓詁学、音韻学というような未知の世界をのぞき込んでいたのです。

 50代に、ある学校の教務を任せられました。それ自体は楽しいのですが、古典の道からはみ出そうで、不安でした。なので、さそってくれた校長の辞任をきっかけに、止めました。そのご、他校の校長の就任要請がありましたが、ことわりました。きっと、すり減って、寿命を縮めていたと思います。

 いま振り返れば、古典の道を歩んでいるときが、いちばん楽しいようです。孔子は、修徳の道。老子は、虚無の道。色々な道があって、なかなか楽しそうです。

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