2016年8月7日日曜日

張士傑先生没す

 8月3日(水曜日)、大阪のオリエントの野瀬社長から電話があって、張士傑先生が亡くなられたと。この3月に、親しくご加療いただき、その時は病気もなく、元気そうだったので、おどろいている。

 「ミヤカワさん」といって煙草をすすめてくれた、あの屈託のない笑顔が髣髴とします。なんど断っても、自分が吸うときは、「ミヤカワさん」といって煙草をすすめてくれました。

 張先生は、お酒はたくさんのむ、煙草もよく吸う。不養生のようだけど、長生きしたのだから、お酒も煙草も、クスリだったのでしょう。のませなかったら、短命におわったかもしれない。

1931年生まれで、85歳。ことしの5月か6月に、日本人の若い見習い達がみな帰国したので、気持ちも切れて、電池も切れて、絶えたのかも知れません。天寿を全うしたという意味では、めでたいことなのかも知れません。

 さらに、東洋鍼灸専門学校で病理学を教えていた金井先生が、8月2日に急逝されました。まだ60歳に届いていないかも知れません。

 長寿が幸福、短寿が不幸のようだけど、マラソンで、早くとも、遅くとも、ゴールに到着したならば、拍手でお迎えしますから、死も、長寿・短寿に優劣をつけず、どちらもめでたいとみなすべきではないでしょうか。

 早牛でも淀、遅牛でも淀、というがごときか。




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