2019年10月25日金曜日

昭栄丸

 母方の実家は、漁業を営んでいて、今から50年以上も前は、まぐろはえ縄漁をやっていました。その後は、のりの養殖、牡蛎の養殖に転じたようです。

 はえなわ漁の船は、叔父の昭、祖父の栄吉からとって、昭栄丸といいました。木造船なので、船体保護のため、ペンキを塗り、船底はコールタールを塗っていました。なので、ときどき、町中でペンキのにおい、コールタールのにおいがすると、安心するというか、なつかしいというか。公園に「ペンキ塗り立て」が無くなって久しく、さびしいかぎり。

 あと、エンジンの振動も、なつかしいというか。そういえば、30年ほど前に買った、ランクルプラドという車は、ディーゼルエンジンだったので、ハンドルに振動がきて、なんとも心地よかったのを思い出します。

 50年以上も前の体験が、いまでも心地よいのは、三つ子の魂百までを裏付けるのではないでしょうか。 

0 件のコメント:

コメントを投稿