『諸病源候論』は、昨年の早い時期に校正が終わっていて、最終作業として句読をほどこしているのだが、これがまあ、終わりのない作業で、苦行である。句読をつけてもつけても終わらない。ときおり、なんでこんなことしているんだろう、こういうことを選択した自分を恨めしく思う。A4版で、450ページもある。
こんなとき、終わりのない石垣復元作業をこつこつ続けている、鳥取の上月騰さんを思い出し、気を取り直して、また作業を続けるのである。
池田政一先生が、経穴の本を出した。分量が多い本で、執筆だけでなく、校正作業は大変だったろうと思う。来る日も来る日も、校正作業をするのは、なまじの人にはできない。時間があってもできない。無くてもできない。さいごは、魂でしょうか。
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