2016年1月14日木曜日

曲直瀬道三

 昨日、曲直瀬道三の物語がありました(NHKヒストリア)。


 1528年に田代三喜から医学を学び、1546年に京都で開業。39歳。頭脳抜群の道三にして、10年間の修業期間。これを知って、今のわたし達の足元の危うさに、おそれをいだきました。




 技術職が、たったの3年。これでしあがるはずがない。死にものぐるいの修練を積むならば、3年でも身につくのかもしれないが、現況の子供じみた学校教育では、10年あっても足らないかも知れない。
 
 この子供じみた教育で、試験に通ったからといって野に放っている此の業界は、いつしか消滅するかも知れない。どう考えても、どんな職業でも、未熟な者が受け入れられるはずがない。にわか鍼灸師が、東洋医学でございと看板をかかげられる、この状況は、早い内に、終止符を打ったほうが良いのではないか。




 学校3年間といっても、1日2時間ですから、1日4時間にしたら1年半です。1日6時間にしたら1年。そんな短期間で、本当に鍼灸師が養成できるのか。抜本的な改革をしなければ、しりすぼみになることは自明でしょう。いつまでもアグラをかいてはいられないでしょう。




 日本の鍼灸術は優秀だと思いますが、日本の鍼灸師養成システムはあまりにも幼稚です。この鍼灸文化が滅びる前に、米国なりに移して置くのも一策かも知れません。鍼灸の母国に返すのも一法かも知れません。


 いずれにしても、土台からやりなおす新しい鍼灸教育をスタートさせなければと強く思ったしだい。

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