1日の大阪(オリエントセミナー)から足をのばして、出石(兵庫県豊岡市)に行ってきました。ここは、沢庵和尚の出身地です。一時、宗鏡寺に「投淵軒」なる庵を構えていたというので、是非とも行きたいと思った次第。
出石町は、2005年の平成の大合併によって豊岡市に併合されましたが、それまでは人口1万人余りの小さな町だったようです。鉄道の駅がなく、豊岡駅ほか、バスで20~30分ほど。そのためか、昭和の雰囲気がたくさん残っていました。
行ったその日は「お城まつり」に当たり、町はとてもにぎやかになっていました。小学生数校と中学生1校の鼓笛隊のパレードがあって、とても懐かしく(今でも鼓笛隊というんでしょうか)、出石城の城下町なのですがさほど広くはないので、素朴な町がにぎやかになって、華がさいたみたいでした。
出石皿そばが有名らしく、10センチくらいの皿にすこしばかりのおそばが乗っていて、それを次々と平らげるのだが、わんこそばよりは少し多めなので、皿数は増やせませんでした。多い人では150枚のつわ者がいるそうです。夏に、島根の出雲そば、山口の瓦そばに続いて、地元そばが続きました。お味は、関東のそばと同じで、食べ方に少しの特徴がある程度でした。
町は、東、北、南と山に囲まれ、西は川が流れ、田んぼが広がっています。 宗鏡寺は町の東側、山の麓にありました。日が出るのがとても遅いようです。投淵軒は、さらにその奥、うっそうとした木に囲まれていました。冬は50センチくらい積雪があるといいますし、日の出るのが遅いので、沢庵さん相当に寒かったでしょう。
小ぶりで、交通が不便で、歴史もあって文化性を感じさせる、素朴な町でした。
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