2015年1月19日月曜日

錦帯橋

 あこがれの錦帯橋。小学校か、中学校の、社会科の教科書でみて以来ですから、40年か、それ以上の念願が、ようやく叶いそうです。実は、こどものころは建築家になりたかったのですが、赤緑色弱ゆえに、理工系に進学するのは不適応らしくて、断念しました。本当はどうなのか知りませんが。なので、建造物をみると、無性に、眺めたくなり、覗きたくなり、触りたくなります。特に、木や石は、触りまくります。錦帯橋、たのしみです。

 そのまえに、「講演会」というハードルがあります。山口県鍼灸師会の要請で、1月25日に岩国市中央公民館で、『温灸読本』を題材にして「シンプルな鍼灸法」という講演をします。

 後藤艮山先生がめざした「古方の鍼灸法」を考えてみたいと思います。古方とは、あとで加えられた陰陽五行説とか運気説とかを取り除いた初期の鍼灸法を指します。主な題材は、出土医書で、張家山の『引書』と『脈書』です。古方を唱えたのは、江戸時代の名古屋玄医、後藤艮山らです。この古方派は、灸法を重視し、刺絡を大いに活用しています。島田先生から教わった治療の枠組みは、実は古方だということに、最近きづきました。そういう意味でも、古方ということを明らかにしたいと思っています。

 

1 件のコメント:

  1. 錦帯橋は見た目のすばらしさに加え、技術力のすばらしさが目を引きます。
    ただ、250年もの長い間姿を変えずにいられたのには、目に見えないところでの工夫がありました。
    自分も15年前にわくわくして見に行ったときには、川の流れの美しさと橋の圧倒的な存在感に感動したものです。
    今でも世界で一番好きな橋です。
    先生も是非感動してください。

    返信削除