養生学講義その1は導引でした。身体を動かすことです。その基本理念は「流れる水は腐らない」です。流れる水とは、ずばり血流を指します。手足首腰がなまらないように、適宜に動かしたり、のばしたりするメンテナンスを導引といいます。一定の術式にそって行います。
馬王堆医書でも張家山医書でも、導引の書と、十一脈の書が、同時に出土していますから、脈とは血流ととても近い概念だと考えられます。その後、血流のはたらきがいくつかわかるようになり、そのはたらきを気と表現して、のちに脈には気が流れると解釈し直したのだとおもいます。
つまり、流れるという現象をみたのと、はたらきをみたのとの違いでしょう。
というようなことを考えた一週間でした。
その2は、食養生です。
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