2012年1月13日金曜日

論語(2)

個人的に論語を読み始めて、10年くらい。東洋鍼灸専門学校の課外学習に論語をとりあげて、5年くらいでしょうか。これくらい時間が経っているのに、半分も読み終わっていません。かかれている内容を、体験を通して読みたい、という望みがあるので、残り半分を読みおわるのは、だいぶ先でしょう。解説本2~3冊読めばいいのでしょうが、その表層的な読み方が好みじゃないので、行ったり来たり、出たり入ったりしながら読んでいるわけです。それから、論語を懐疑的に読む人もいますけど、知識として読んでいる人はそれでいいのでしょうけど、ぼくは盲信的によんでいます。良いとか悪いとかの選別が煩わしいし、そういう心で読むのも後ろめたい。
 ところで、東洋鍼灸専門学校での課外学習の論語は3月でおしまいです。今まで、ご参加いただいたみなさんに感謝いたします。みなさんがいなければ、熱心に読まなかったと思います。みなさんのおかげで論語を繰り返し繰り返し読むことができ、深耕できたことが、自分の宝でもあります。
 古典は拙速に読んではならない、というのが僕の信条です。同じ文章でも、こちらの体験度、知識度に応じて、解釈が変わってきます。その解釈が変わるところが、じつに楽しいのであります。
 それでも、古典全体の内容を知るためには、速読は必要ですが、速読で終わないようにしましょう。

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