2020年3月29日日曜日

陰陽―工夫せねば

 鍼灸師さんのHPをみると、金太郎飴のように陰陽が書かれています。教科書から丸写しして何が楽しいのか。

 陰と陽に分けるのは分からないでもないが、もう少し工夫があっても良いかと思います。

 昔の中国は2季だったので「春秋」で1年を表していたそうです。今は「春夏秋冬」の4季で1年を表しますが、「春夏<長夏>秋冬」の5季で1年を表していた時代もあります。また4季の間に「土用」を入れた時代もありました。それぞれ、実情に合わせて工夫していたようです。

 陰陽ですが、これでは足りなくて、陰中に陽があり、陽中に陰がありと、合計4分されたわけです。これは、男性に女形(歌舞伎)、女性に男役(宝塚)があるのとよく似ています。しかし、いまでは、LGBTが有るわけですから、男が陽、女が陰とすましている場合じゃないのです。
 
 昔の概念を押しつけては、今の人には拒否されるでしょう。それが、今の学生に「東洋医学概論嫌い」が多い理由だと思います。昔の概念はそのままにしておいて、今風な工夫も必要だと思います。
 

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