2022年6月24日金曜日

昭和の時代

 戦後間もない昭和の、白黒の、写真集です。久しぶりにとりだしました。

 表紙の、ほっぺたふっくら、目は細目の女の子は、今はいないですね。どこへいったやら。

 下の写真は、大鵬が、新横綱の玉の島に土俵入りを教えているところ。緊迫感が伝わってきます。大砲の左手の後方に、仙台市出身の青葉城がいます。みんな筋肉質ですね。

 時代も変わったけど、日本人のカラダも変わってますねえ。


 

2022年6月20日月曜日

天草と寒天

 

 伊豆半島天草100%使用

 一瞬?

 天草は、あまくさでなくて、てんぐさ。

 寒天を作る時の材料(海藻)。

 海なのになぜか天。

 ところてんは、心天(または心太)といい、故郷の方言では、てんよ(漢字不明)という。

 海(あま)と天(あま)つながりなのか。

 

2022年6月17日金曜日

下地

 

 10年ほど前に買った本だが、読む力が無くて、積ん読。小説家が書いたので、小難しい文章ではない。一般向けに書いたので、難しいわけではない。なのに読めなかった。

 下地が無かったのです。道家思想の基本知識が無かったのです。素養というのでしょうか。ようやっと、読めそうになったので、とりだして読んでいます。

 下地でいえば、天人感応とはいうけど、下地がなくて感応する、あるいは下地があって感応する、に分けられるかと考えました。ただ、押し付けるように「天人感応だ」というのは、時代おくれではないかなあ。


 

2022年6月10日金曜日

鉄瓶

  鉄製の瓶(腹部がふくらみ、口が小さい容器)。お湯を沸かす道具。たぶん他の用途には使わないだろう。瓶は、漢音はヘイ、ビンと呼ぶのは唐音。唐音は、唐末から宋代以降の発音で、おもに僧侶によって日本にもたらされた。というから、お抹茶文化と一緒に来たものと思われる。

 訓(くん)がないから、輸入当時、日本に類似品がなかったのでしょう。瓶は、ほかに、土瓶、花瓶、尿瓶(しびん)などがある。

 写真は、我が家の鉄瓶。20年以上の古株。浅草の釜浅商店で買いしもの。写真でみると、だいぶくたびれている。日本茶を飲むときだけ使う。重いので、何歳まで使えるか。




2022年6月8日水曜日

ホテル中華

  


 写真は、1985年の第一回日中学術交流会で中国・天津市に行った時、招待された「川魯飯店」の記念の食器。38年も経過しているから、味わい深くなっている。四川(川)料理と山東(魯)料理を出すと聞きました。何を食べたのか全く覚えていません。

 中華といえば、田舎ではラーメンと餃子であり、結婚するまでは、それは変わりませんでしたが、結婚したら、義父(故人)が中華好きだったので、わが家族もよく一緒に行きました。基本は近場の〇〇飯店という中華屋で、あとは大宮・浦和・川口の銀座アスター、東京に遠征して、ホテル中華もめぐりました。ホテルエドモント飯田橋の「広州」が一番かな。無くなったのは残念。

 中国の泰山には4回のぼり、2回は頂上の泰安神憩賓館に泊まりました。山の上なのに、きちんと料理がでて、美味しかったので、印象に残っています。中国の南のほうは、乾燥した豆腐、野菜を使った料理が多いので、とても美味しいのです。ようするに油いためなのです。泰山のふもとの泰安市の町中のなんでもない食堂も油いためでした。

 中国本土で中華料理を食べてからは、日本の中華料理はほとんど同じで、面白くないので食指が動きません。あのトロミも重いし。結局、原点にもどって、町中華の野菜炒めが無難。

 


ランクルプラド2400㏄ディーゼル

 子供が小学生のころだから、30年ほど前に、ランクルプラドというクルマに替えた。5人家族が乗れるように、当時はやっていた3列シートの7人乗り。

 初めての四駆、初めてのディーゼル。ハンドルに伝わるエンジンの振動。いま振り返ると、一番感動的だったかも。シフトレバーが通常走行と、オフロード走行のためと、2本。合計、8段変速だったと記憶している。結局、1本しか使わなかったけど。

  エンジンをかける時にはチョークを引く。

  走る前には、暖機運転をする。

  高速走行の前には、エンジンをならしておく。

  キックバックがあるから、ハンドルの内側に親指をかけないこと。

  ハンドルは、すえ切りしないこと。

 その前のガソリン車には無かった注意書きが、とても新鮮でした。

 その後、ディーゼルは風当たりが強くなってきたので、手放しました。

2022年6月2日木曜日

横田先生

 5月23日 千葉県の横田観風先生宅を訪問。10年以上も前に三か月ほど治療してもらったことがあり、「医道の日本」888号でのインタビュー記事を読んだので、空気を感じることを目的にして。2時間ばかり雑談しました。お会いして『素問』が言う「恬淡虚無」がすとんとおちたようで、謙虚で、執着がなく、屈託がなく、力みがない、といおうか。

 竹山晋一郎先生は「鍼灸角奇線」で「八木下翁を訪う」と題して、千葉県の八木下勝之助先生を訪問した印象記をしたためている。その中で、

「欲の無い人間ほど恐ろしいものはない。又清く気高いものはない。」

という。横田先生にお会いして、まずこの文章を思い出した。

「小生は、こんなに楽しい夜を過ごし、こんなに心を洗われて、セイセイしたことはなかったのである。」

ともいう。同感です。が、竹山先生のような文章を書けないのが、くやしい。