2020年4月26日日曜日

東川口階段クラブ④

 本日、700段、10回目。ぶじ、泰山のぼりきりました。子供じみていますが、700段つづけるための、ニンジンです。

 泰山のラストスパートは、十八盤とよばれる1600段です。すでに5400段も上ったのに、最後に角度の急な1600段が待っているのです。
 
【写真でわからないこと】
 風
 湿り気
 音(竹の風音、道路であそぶ子供の声)
 タケノコのおどろくほどの成長
 今日は山鳩が鳴いてました
 日差し
 ときどきの異常音
 竹と竹がぶつかり合う音
 
 古典を読んで、同じ箇所を何度よんでも、いろいろな解釈ができるのですが、上のように、その時々に「拾う情報」が異なるからのだと思います。なので、同じ事を繰り返すのは、とても面白いです。

 古典を引用するとき、何の解釈もつけずにただ引用するだけの人がいますが、おそらく早足で、一回きり歩いたのかも知れません。そういう読み方も一法ですが、個人的には、何度も歩いて、いろいろ感じとるのが合っています。

【追記】
 5月25日現在、39回目。明日は、泰山4回登ったことになります。

2020年4月24日金曜日

東川口階段クラブ③

 前回は下から撮った写真ですが、いまいち、見栄えがしないので、こんどは上から撮ってみました。気分すがすがしい、が伝わるでしょうか。
 
 現在は、500段から700段へとステップアップしています。なぜなら、10日登ると中国の泰山(7000段)を登ったことになるからです。気持ちが入ります。

 泰山は、中国第一の山で、今は道教の山ですが、孔子のころは国家儀式を行う山でした。孔子がのぼったという理由で、ぼくも過去に3回登っています。また行きたいと思っていますが、衰えた脚を鍛えているところでもあります。
 

2020年4月17日金曜日

モッコウバラ②

 去年は、モッコウバラの香りで、奮闘していました。患者さんが「モッコウバラ、良い香りですね」と言われたのに、全然、いい香りしないのです。鼻が悪いのか。

 バラと思っていたので、バラの香りをイメージしていたのです。先入観というか、固定観念というか、そのイメージが強かったから、融通が利かなかったのです。

 一旦ゼロベースにして、直にモッコウバラの香りを嗅げば良いのですが、なかなかゼロにはならないものです。昨年は、それで奮闘していました。結局、モッコウバラの下でなくて、上から嗅いだらどうだろうかとやってみたら、簡単に香りがわかりました。わずかの香りで、分かりづらいですが、わかりました。うれしかったですねえ。

 一旦、その経験をしていますので、今年は、即座にモッコウバラの香りがわかりました。下からでも、わかりました。去年の奮闘は何だったんでしょう。

「先入観、固定観念、頑固、偏見など、考える頭に余裕が無いと、感度が落ちる」ということを学びました。そういう人が言う「あの店は美味しい」は当てにならないことも。

  こんなことだから、ぼくは、刺さない鍼の世界には入れないのです。

2020年4月15日水曜日

疫病退散

 京都の猪飼先生から、疫病退散の願いを込めた版画が送られてきました。
 
 『千金方』を読むと、おはらい、おみくじ、呪文、おふだなども東洋医学の範疇に入れています。懐が深い東洋医学としては、欠かせないものだと思います。全幅の信頼を寄せるにしても、一縷の望みを託すにしても、手がかりがあるのは、頼もしい限りです。

 それで安心するなら、めくじら立てるまでもない。安心が何より。

 

2020年4月11日土曜日

東川口階段クラブ②

右の写真は、東川口階段クラブの練習場所です。ちょうど70段あります。行ったら、7回、上り下りします。もっと頑張っても良いのですが、ほどほどで続けています。

 現在、スポーツジム、センターなどは閉止していますから、そこを頼りに運動していた人は、はしごを外されて、右往左往しているでしょう。

 養生的には「起居に常有り」(毎日規則ただしく生活する)といって、それを理想としますが、スポーツジムとかが閉止すると、「常」を維持できなくなり、一気に体調不良になるでしょう。

 閉止は非常事態ですが 非常の時も常の時と同じように、どこかでトレーニングすればよいのです。こういう階段もありますし。臨機応変に。

 こういうことを、老子なら「常も非常も常の内」と言うかもしれません。

2020年4月9日木曜日

拾雲軒(沢庵)

右見取り図は、京都大徳寺の塔頭の1つ大仙院。方丈の北側に書院があります。拾雲軒といって、沢庵宗彭42歳の時に、岸和田城主の小出氏の支援で1614年の8月に建てしもの。

 拝観するときに、案内がいるかどうかと尋ねられ、不要と言うと方丈と庭をみるぐらいで、ほおっておかれるが、要と言うと、いろいろ説明してくれ、方丈の裏まで案内してくれる。そのときに拾雲軒に入ることができるのです。

 多少は沢庵宗彭の事跡を調べているものだから頭の片隅に拾雲軒とあり、目の前に拾雲軒が有るものだから、おどろくやら、うれしいやら。400年前にこの場所に居たのかとおもうと、感無量。

 案内者のメリットは何かというと、最後におみやげコーナーにつれていって、お土産や本を買ってもらうこと。1600円の写真集かいましたがな。

 コロナが落ち着いたら、また行こうと思っている次第。

2020年4月8日水曜日

モッコウバラ咲く

 世の中の憂さをよそ目に。
 今年もわすれずにモッコウバラが咲きました。
 横に6~7メートルほど咲きますので、圧倒的です。
 花期が長いので、たのしみです。
 
 
 

2020年4月5日日曜日

命期(みょうご)の算

易学では、生まれた年・月・日を、ある計算式に当てはめると、いついつに死亡するか分かるという。その計算を命期の算といい、沢庵宗彭は、それは信頼できるという。

沢庵は、うそいつわりや、まがったことが嫌いな人だから、相当確かでしょう。生まれ変わったら、命期の算を職業にしてみようかと思っています。

その計算どおりに死ぬことを、命期の死という。当時の貴族とか、将軍とかがはまっていたようです。それがわかっていれば、跡目相続や財産相続の不安・心配が無くなるわけです。命期と合わないのは、生き方が悪くて早く死ぬからだそうです。

沢庵宗彭は、臨済宗のお坊さんで、京都の大徳寺の住職をつとめたほどの、鋭才です。体が弱かったらしく、医学の勉強にも励みました。易学は当時の禅僧の素養のようです。

命期の話は、医学的著作『医説』にかいてあります。『医説』には、心と気の関係なども書いてあります。中国医学といえば、医学書だけ拾い読みするのですが、非専門の人の著作もなかなか面白いものがあります。






2020年4月4日土曜日

たけのこ

 今年2回目のたけのこ。
 今回は大きいので、直径27センチの寸胴で(久々の登場)。
 外出自粛が発令されているので、家の中ですることが多くなりました。
 料理、片付け、掃除。
 
 それから、いままで、気にしながらまとめてなかった「こころ学」の整理。だいぶすっきりしました。なぜか長続きせず、ちょっとやると飽きるので、3月4月は、これ幸いとまとめています。8月30日に長崎県鍼灸師会で発表する予定です。

 その前に、8月に北里大学での発表があって、「ようじょう学」なのです。これもまとめておかねば。

 大物はこの2つで、あとは定例の勉強会モノは、いつものように準備します。

2020年4月3日金曜日

洋菓子店

雑誌の記事から。

聞くところによると昨年は未曾有の洋菓子店の閉店ラッシュだったという。その理由は複合的で、お客さんの嗜好もただおいしいだけではだめで「カロリーを気にした上でおいしいお菓子」がトレンドというように変わってきたところに、跡継ぎがいないなどの代替わり問題や、コンビニスイーツの台頭も影響があったのだと思います。

 お茶やさん、履き物やさん、時計やさん、写真やさん、ふとんやさんなど、絶滅危惧。昨今は、洋菓子店も大変なのだそうです。どうなるんでしょうか。

 今年はコロナ禍もあって、大変な年になりそうです。

 4月5日の新聞には、創業152年の、弁当屋さんの「弁松」も辞めたそうです。会合で、何回か取り寄せたことがありますが、正統派の弁当でした。