2020年10月19日月曜日

宮城 銘菓ばなし

  父は、お茶が好きな人で、高校の学校の帰りに、塩竃の丹六園の芽茶を買ってくるようにたのまれました。お茶の淹れ方は、急須から湯飲みに、湯飲みから急須にと、何遍か往復するので、濃いのが好きだったと思っていましたが、実はぼくも同じような淹れ方をしているのでわかるのですが(真似しているわけではなく)、濃くするのでもなく、ちょうど良い濃さを探しているのです。

 その丹六園は、お茶は売っていないのですが、茶器と銘菓「しほがま」を売っています。三陸津波のときは、店の中まで浸かったそうです。他のメーカーの「しほがま」もあるのですが、本家の足元にも及びません。

 銘菓は松島に「こうれん」があります。見た目は妖怪「いったんもめん」のようで、風雅のきわみのような、ほんのり甘いせんべいです。似たようなお菓子に遭遇したことがありません。

 昔の仙台みやげといえば「白松が最中」か「三色最中」ですが、最中好きではないので、どうなっているやら。ビーズ玉のような「九重」も有名でした。お湯をそそぐと溶けて、ほんのり甘い飲み物になります。仙台みやげといえば「萩の月」ですが、昔はなかった新しいお菓子です。まあ、仙台牛タンも昔はなかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿