おどろいたのは、四球で出塁し、次の打者がなんどかファールを打つあいだ、なんども1~2塁間を往復して、その打者が三振でその回の攻撃がおわるやいなや投手としてマウンドにたっている。
今までなら、次にマウンドに立つんだから、1塁では大人しくしていればいいいうだろうがが、大谷くんの、得点に近づこうと小まめに走っている姿は、ベースボールを楽しくしている。
評論家は、疲労がたまるからオールスター前日のホームラン競争には出ないほうがいいと言っていたけど、どうやらでるらしい。これも、楽しそう。
『素問』上古天真論に「志閑而少欲、心安而不懼、体労而不倦」(心が静かで欲が少なく、心が安らかでおそれなければ、体をうごかしても疲れない)とあるように、無私無欲の人は疲労が蓄積しないのである。
昔は、上の子が、弟・妹を子守していたようである。写真では、お姉さんが弟をおぶっている。この弟は、少なくとも12~2キロはありそう。おそらく、お姉さんは、3分の1の重さを背負っているのである。個人的なことをいえば、8キロ強の孫をあずかって、60分位だっこ(だっこひもで)することがあるが、最後のほうになると、しんどくなる。体重60キロの大人が、8キロの孫で悲鳴をあげているのに、この写真のお姉さんは、こんなに重そうな弟をおんぶして、この笑顔であるから、上古天真論の言うとおり。不平不満があるから疲れがたまりやすく、無私無欲だとそもそも疲れが出にくい。
大谷くんの無尽の活躍は、無私無欲から出ている。子守の写真をみて、大納得。
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