フィンランドの次期首相に34歳のサンナ・マリンさんに決定。『論語』雍也篇を想起しました。
魯の家老の季康子が、孔子に、弟子の政治的資質について質問した下りです。
仲弓は果敢です。他に何も必要だろうか
子路は敏達です。他に何か必要だろうか
冉求は多芸です。他に何か必要だろうか
孔子は、上のように答えたのですが、マリンさんに通じるところがあると思います。首相になるためにはいろいな能力が必要なのでしょうけど、一定の経験があって、やる気があれば、それで十分、としたフィンランド国民の気質が、孔子によく似ている。
日本はといえば、あれこれ欲張る傾向にあるので、判断がぐずついて、後手に回ることが多く、迷いがおおく、敏速さが足りません。
とりあえず、一定の能力があれば、やってみる。行動力、これが孔子の核心かもしれません。『論語』読み直し確定!
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