2020年12月11日金曜日

お盆

 毎年の春と秋のお盆は、盂蘭盆会の略で、中国の仏事が源と思っていました。ところが、『禅の友』2018年8月号に、カンボジアにもお盆があるとありました。この雑誌は、義父母のお墓のある結城市のお寺が、ときおり送ってくるもので、捨てずに取ってあったのを、ふと見つけて開いてみたのです。

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 プチュン・バンは、いわばカンボジアのお盆の行事で、十月の満月の次の日から新月までの十五日間がその期間になり、ほとんどのカンボジア人が故郷に帰って先祖供養をします。

 村人は、手に重箱のように重なったアルマイトの弁当箱を持っています。お坊さんに食事を供養することで、自分の先祖に届くと信じているのです。

 ほとんどの弁当箱に口がつけられて(お坊さんが食べて)片付けられていく頃には、村人の表情に安堵の色が現れていました。「
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 日本では、捧げた食事は下げて家族が食べますが、カンボジアではお坊さんが食べるきることで完結するようです。おなじ先祖供養でもずいぶん違うようです。バンと盆は発音が似ているので、起源は同じなのかもしれません。 

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