奥田謙蔵先生(1884~1961)は、漢方の大家で、古典研究の第一人者。という程度の認識でしたが、弟子の藤平健先生の「嗚呼奥田先生」(『百味箪笥』)を読んで、一度、お会いしたかったなあ、と思った次第。
「先生のおそばにいると、何となく温かい。」「先生に接していると、兎に角温かいのである。」「先生は極端に欲が少なく、かつ万事に控目な御性格であった。」「先生はお怒りになるという事がなかったし、愚痴というものをこぼされるのを聞いた事もない。」
こうしたコメント読んでみると、『論語』学而篇の「夫子、温良恭倹譲」という句を思い出す。孔子は、温(おだやか)・良(すなお)・恭(うやうやしく)・倹(つつましく)・譲(ひかえめ)だという。孔子と奥田先生はまるっきりおなじ。過去の人では、伊藤仁斎も近いと思われる。
文字で読むとわかった気にはなるが、お会いたり、講義を聞いたりするのが何より。あとは、お書きになった文章を読むしかないか・・
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