2024年6月24日月曜日

花をひきぬく

  奥さんが先、旦那さんが後、というご散歩さんに遭遇しました。

 奥さんは、開店祝いの花輪から、黄色い花を1本抜いて、バックに入れました。

 旦那さんは、それをとがめませんでした。

 1正義感をだして叱責する

 2見なかったことにする

 2を選びました。もしかしたら店長さんかも知れないし、店長さんから許可をもらっているかもしれないし、そうしたら冤罪ということになる。窃盗だとしても、切れられても困る。というわけで、さっさと忘れてしまいたい。



2024年6月23日日曜日

浦和高校

 高校の男女共学が進んでいるらしいが、埼玉県では別学が根強く残っている。

 残してほしい、教学にすべき、と押し合いが続いているもようをNHKが特集していた。

 個人的には、残してほしい。共学一本やりではなく、共学・別学どちらも存在するほうが、多様性という意味で、いいと思うのだが。故郷の仙台も別学でしたが、今はほとんど共学になっているもよう。仙台の女子私学、聖和学園、常盤木学園、白百合学園、ウルスラ学園、いまはどうなっているんだろう。

 それはそうと、浦和高校の学生が、教室に残って夜9時まで勉強している場面があった。一人や二人ではなく、教室の半数くらいでした。優秀で入学して、さらに精進している姿をみると、卒業時点でだいぶ差がつくはず。トップレベルの高校をかいま見て、感心してました。

2024年6月15日土曜日

謙虚になる(つづき)

  下重暁子著『極上の孤独』(幻冬舎文庫)の中に、ぼくと似たような記事があった。

「そこで意外なことに気がついた。日課のように通っている熱心な人のほうが先に亡くなる例が多いのだ」

「この二人にかぎらず、常日頃から健康を気にし、運動も欠かさない人ほど早死にである。なぜそうなのか。私のようにいいかげんな方が長生きし、いつまでももっている」

「自分の体の声にもっと耳を澄ますことが出来れば、休むことを大事にしただろう。仕事も運動もやり過ぎはいけない。健康を過信すると、自分の体の声を聞き忘れてしまう」

  めざすのは、頑張りか。→神仙思想

  めざすのは、ほどほどか。→陰陽家思想

  めざすのは、控え目か。→道家思想

 

 


2024年6月11日火曜日

謙虚になる

  今年に入って、何例かの70代女性の座骨神経痛を診ているが、「今まで元気で、うんと歩いていたけど、急に痛くなった」というのが共通している。歩き過ぎの疲労がたまってたまって、それが取れなくなったものと思われる。このことは男性にも言え、調子にのってランニングしていたら、足の故障で走れなくなったというのも、走りすぎの疲労がたまってたまって、故障したものと思われる。

 前期高齢者は、あるていど身体が動くので、やり過ぎる人がいる。そういう人が故障するみたい。足りない程度がよいみたい。こういうことは、同じような年齢にならないとわからない。謙虚になって耳を傾けた人は、故障しなくてすむようです。

 同じ事は、飮食習慣、飲酒習慣にも言えて、調子に乗っていると、急に悪くなるようです。先輩方をみていて、そんな気がします。若い人たちに小言をいっても、謙虚になって耳を傾けてくれる人はいないので、どうしたら良いものか。

2024年6月8日土曜日

汝窯

  本棚を整理していたら、『大観』という、台湾書がでてきた。おそらく、2006年に、真柳誠教授に誘われて、故宮博物院図書館に図書調査に行ったときに、購入したものと思われる。汝窯の青磁が21点の写真が載っている。世界中で70点あるうちの21点である。

 北宋時代に宮廷用として焼かれたもの。かつて42億円で落札されたという記事もある。東京国立博物館などにあるかもしれない。

 フォルムが良く、端正で、清廉。写真をみるだけで、満腹になる。世界で3腕しかない(それが日本に有る)窯変天目茶碗のきらびやかさも良いが、好みとしては汝窯が良い。お金があったら手元に欲しいぐらい。

 以前、ひなびた味わいの大井戸茶碗を持っていました。脆そうで、割りそうな気がしたので、人にあげてしまいました。大井戸茶碗は朝鮮由来で素朴、汝窯は中国由来で端正。好みは、年齢によって好みは変わるのでしょう。