2020年11月22日日曜日

柳都

 新潟駅から信濃川に向かい、川を渡った先は、新潟島と呼ばれ、昔は堀が縦横にあって、堀の端には柳が植えられていたので、新潟市の別名を柳都というらしい。

 ぬれせんべい「しっとりもち りゅうと」(雪国あられ)を買ったら、商品名の由来が書いてありました。

 東洋鍼灸専門学校で教えていたころの課外授業で、ぬれせんべい大会(参加者各自がぬれせんべいを持ち寄って一等賞を決める)をしたとき、購入したのです。10年ほど前でしょうか。

『懐かしい風景』(日本文芸社)をめくっていたら、大正10年代の新潟市の古写真にめぐりあう。解説によれば、朝市の写真だそうで、右下に柳の木があり、根元は掘のようである。

広い通りの真ん中に堀があり、その端に柳の木が植わっているようである。現在の、西堀通り、東堀通り、新堀通りなどは、堀が埋められて、広い車道になっているが、かつてはこの写真のようになっていたのだ。いま、通りには街路樹として柳の木が植わっているが、柳都と呼べないさびしさ。



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