11月27日(火)は、大森の東京衛生学園で、外国人対象の「日本鍼灸セミナー」を担当してきました。9時から5時まで。フランクな先生方だったので、さほど疲れませんでした。気むずかしい先生だったら、へとへとだったでしょう。外国人はいいねえ、隔てがなくて。セミナーはやりやすかったですよ。
普段おしえていることが、外人の先生方に通じるのか、理解してもらえるのか、そういう楽しみもありました。ところが大受けで、単純明快だったようです。実際に治療してみて、変化を確認してもらいましたが、隔てが無いせいか、めぐりが良いようで、変化も早いようです。日本人のようにめぐりが悪いのは、心の問題なのかなあと、何となくの手応えでした。
その日のうちに、来年もお願いしますといわれて、日にちを決められました。これまた、遠慮が無いというか、隔てが無いですね。1年後のことだけど、次のネタはどうしようかと、今から案じておかねばなりません。
男性は、大抵はのぼせてました。『素問』逆調論篇の「怒すれば気上る」という状況で、イライラするストレスを持っているのかも知れません。刺絡したら、ばっちり効きそう。速効で、驚くでしょうね。しかし、刺絡は、拒否されるでしょう。アメリカに刺絡を輸出できたら、全米を席巻できるでしょう。実に、惜しい。
女性は、割と健康的な人が多いようでした。それでも、下寒上熱の人は、男女問わず多いようです。都内でも、半袖の欧米人が多いですが、あれは体温が高いだけではなく、下寒上熱の表れのようです。なんでも思いこみはいけないですね。つぶさに見なければ、一面的に見れば失礼です。
いずれにしても、隔ての無さに、感心しました。
参加者17名(アメリカ11名、スイス2名、インドネシア2名、イギリス1名、オストラリア1名)、そして主催者の田中さん。衛生学園の後藤園長が覗きにきました。
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