2015年9月28日月曜日

岡城

 弦躋塾セミナーの後は、大分県竹田市に足を伸ばしました。別府から大分、大分から豊肥線にのり、約2時間で、豊後竹田駅。一両だけの黄色い車両で、ディーゼル車。マッチ箱みたいで、キュートでした。

 車窓からみえる田んぼは、休耕田はきわめて少なく、一枚一枚が大切に管理されていて、きれいな風景でした。農家のかたの清らかな心持ちがうかがわれて、さわやかな気持ちになりました。山間の田んぼなので、直線で区切られていず、緩やかな曲線で囲われた、大小さまざまの田んぼ、それらを丁寧に管理しているようでした。豊後の文化なのかも知れません。

 宿泊は、豊後竹田駅の近くにとったので、徒歩1分で到着。この宿のご主人は、翌日、仲良しになったお茶屋さんの三男の方と同級生で、50歳くらいで亡くなって、それ以降は、味が落ちたそうです。おいしくいただきましたけど。

 目的は、岡城(正式には岡城址)観光で、地図をみたら町外れにあり、徒歩で1時間以上とおもいきや、20分くらいでした。延々の上り坂を、てくてくと行くと無事到着(写真は検索してください)。途中、町のみなさんが、こんにちはと挨拶してくれるので、田んぼのこととを思い合わせて、この地方の文化の高さを感じました。故郷の松島町では、このように挨拶することは無いと思います。

 岡城の城下町は竹田市で、市街は狭く、江戸時代の建物が残っていたり、戦前の建物が残っていました。市民には、旧の商業地であり、観光客がいないときは、閑散としているとのことでした。マーケットは郊外に建てられて、にぎにぎしていました。

 名水の里らしくて、お茶屋さんの店頭で、無料で提供していたので、ご馳走になりました。ご馳走になったので、お茶を買ったら、店頭のおじさんが、白水ダムに連れて行ってあげると言うので、甘えさせてもらいました。車で20分くらいの山奥にありました(写真は検索してください)。その帰りに、湧水群も案内してくれました。なんだかんだと1時間くらい、お世話になりました。この人は、お茶屋さんの三男で、福岡でおつとめで、帰省中だったとのこと。年齢が近かったので、いろいろな話をしました。

 良い町でした。竹田市。藩主の中川氏の治政がいまでも影響があるのか、この地の風土なのかわかりませんが、山間の地で、人口1万7千人ながら、文化レベルの高さを感じました。

 

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