2019年9月7日土曜日

日本伝統鍼灸大学

 日本伝統鍼灸大学は、晩年の島田先生が力をいれて画策していましたが、道なかばにして、2000年に他界しました。

 その後、ある人が、民主党政権が国立の伝統鍼灸大学を作りたいと言っているが、成算は有るかと問われました。このとき、新しい鍼灸大学は可能だろうけど、伝統鍼灸大学は不可能だと答えました。何を教えるのか、教科書を用意できるのか、適任の教授はいるのか。総合的に考えたら、伝統鍼灸というのは、学問的には幼稚なだんかいで、大学にふさわしい内容を持っていないことに気がつきました。(いまなら、北辰会の教科書群がいちばん適任ではないかと思う。個人的には。)

 ということで、お流れになったわけですが、島田先生が存命であったら、別の展開になっていたかと思います。
 
 それでも、教える人物がいないので、伝統鍼灸大学はまだ先でしょう。教える人物を育成するところから始まるのですから、だいぶ先かもしれません。

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